格差から見る将来の医療

多くのメディアで目にする機会も多い医療格差というニュース。実は人ごとではなく身近に潜む重要な問題となっています。
現時点では、あまり体感出来ないかもしれませんが、今後医療機関に関わる際や年齢を重ねた時の事を考えておく必要があります。
主に問題視されている点として、地域による格差や医療機関による格差です。

例えば、ガンと診断された場合、受診する医療機関によって最新の治療が受けられる場合と、受けられない場合があります。
受けられない場合は、そもそも医療機関に最新鋭の機器が備わっていないケースが考えられ、物理的に治療が難しくなります。
つまり、最新鋭の治療設備が整っている医療機関へ通院可能な人だけが、高度な治療を受けられるという事を意味します。
そして、救急車で運ばれる際も同様で、地域によっては受け入れ態勢が整っていないケースもあり、搬送されるまでに時間差が生じています。
つまりその地域に住んでいる人口に対して、医師の数に違いがあったり、病院数に違いがあるため引き起こると考えられており、現在の住まいによっては搬送されるまでの時間が異なってしまう事になります。
調査結果によっては、県毎の搬送までの時間差が発表されており、数分から数十分単位で違いが出ているという結果も確認が出来ます。
特に、深刻な病状の場合は一分でも一秒でも早く治療が必要なケースも考えると、非常に重要な問題と捉える事が出来るでしょう。
医療格差は人の命に関わる重大な社会問題です。まずは医療格差の実情を認識し、ご自身で解決出来るものは解決していく事をお勧めします。